仕事

終わった後にも学べるRSGT

今年もRSGTに参加してきました。オンラインではありましたが、充実した三日間でした。 個人的には、今回のRSGTの中心テーマは「システムを変えることにチャレンジしよう!」だったと思っています(自身の登壇内容が自治体というシステムの変革であったという…

2020年をふりかえる

この記事はあじゃてくアドベントカレンダーの15日目です。 早いもので今年も終わりに差し掛かっています。思えば去年の今頃はRSGT2020の登壇前でひぃひぃ言ってました。それぐらい考えて準備したし、実際に参加してみて、本当に得るものが大きく、2020年はい…

受託や開発やリーダー以外の経験で学んだこと ~「DevLOVE関西 #180」

180回目のDevLOVE関西でお話をさせていただきました。2009年からの10年、組織を改善するために何をしてきたのか、自分の経験だけではなく、私たちのチームで取り組んでいる内容も盛り込みました。 当時、私は現場リーダーから部門のリーダーにかわったころで…

ガチガチのウォーターフォールの若手で起きそうな失敗を体験した話

最近、平日は可能な限り夕食を作るようにしています。「家事は分担すべし!」的な大げさな話ではなくて、私のほうが奥さんよりかなり早く帰れるので、自然にそうしています。 今まではカレーや鍋くらいしか作ったことがなく、何をするにしてもWebのレシピサ…

一括の受託開発でアジャイル

スクラムのコーチとしてトレーニングに参加したりすると、必ず契約の話題になります。(質疑応答で100%でてきます) 「うちは一括でしか契約できないのですが、スクラムではどうしますか?」 「リリース日を約束しないとなると、契約上の納期に遅れそうな場…

企画や講演なんかのネタ作り用テンプレート

企画を手早くまとめたいときや、講演で発表するネタを考えたり整理するときのテンプレートです。スライド1枚に収まります。まずはこのレベルで上司にネゴったり、主催者に確認したり、誰かに意見求めると良いと思います。別段私が思いついたものではありませ…

地方でのアジャイル開発ビジネス

先日札幌の吉田学園さんで講演する機会をいただき、札幌のIT企業経営者・管理者の方々と交流することができました。ありがとうございます(資料公開します)。 資料は「アジャイルとは」から始まっていますが、参加されていた方はアジャイルについてある程度…

受託開発ビジネスをスクラムで回す

スクラムは要は改善フレームワークであり適用範囲が広く、それを学びプロジェクトで実践するうちに、ソフトウェアの開発だけでなく、部署や会社などの組織的活動にも適用したくなるかと思います。 もちろん、私もその一人で、今日は自分の取り組んでいる活動…

近況報告と2012年に向けて

あけましておめでとうございます。ご無沙汰しております。心機一転、はてなブログにて、近況報告と2012年の抱負を書きました。今後は、はてなブログに一本化していきますので、今後ともよろしくお願いします。

議事録で鍛えられた思い出

議事録のエントリに想定外のブックマークを頂きびっくりしております。なんというか、ありがとうございます。 別に目新しいことを書いてるつもりはありませんし、フォーマットなどは私のオリジナルですらありません。実のところはある仕事を通じて身に付けた…

議事録を書くときに意識すべきこと

開発現場であってもそうでなくても議事録を書く機会は多いのですが、意外に役にたつ議事録を書くのは難しいものです。ということで、以下自著『プロジェクトを成功させる現場リーダーの技術』より議事録の書き方をまるっと引用。キーワードは「目的・課題・…

制御の世界

私は業務システムの開発を中心にキャリアを積んできました。UNIXでのクラサバからVisualBasic、WebではJavaが多かったです。アーキテクチャや業務内容に多少の違いはあれ、いずれもソフトウェアだけで完結する世界でした。 この「業務の世界」にすっかり慣れ…

MBD&MDDによる組込みシステム開発

弊社組込みグループでは、組込み開発をビジネスの柱にしようと日々奮闘中です。とはいえ、実績が少ない中で認知度を挙げ案件に結びつけるには、サイトを立ち上げたり名刺を頼ったりといった営業活動に加え、自分たちで学ぶことで技術力を身につけ、その技術…

受託にも必要なイノベーション

以前私は、受託からはイノベーションは生まれないしその必要もない、と言っていました。 おっしゃるとおり、受託からイノベーションは生まれません。受託はイノベーションを目的として行うものではありませんし、イノベーションが必要条件でもありません。 …

プログラマのワークライフバランス

私の友人の外資系生保営業マンは、転職後わずか1、2年でトップ生保マンの証であるMDRTに選ばれるほどの優秀な奴だ。もちろん、土曜も日曜もなく営業しているし、何かあればお客様のところに駆けつけなくちゃなので、普通に考えるとしんどそうではあるけど、…

小さい組織が新しいビジネスを推進する時に意識したいこと

たとえば今までとは違う顧客層へのアプローチをしたい場合に意識するといいんじゃないかなぁ、と感じていることです。新しいビジネスといっても、起業というよりは社内での新規ビジネス立ち上げのイメージですね。私の場合まだ成果を評価できる段階ではない…

本当に社内SNSには効果があるの??

社内SNSをセットアップするだけでは効果は薄いです。 その辺りについて、実際に導入して奮闘している企業の担当者の方との対話の中から、答えを見つけていきたいと考えています。 明後日7月17日、Blog&SNS World2009でSonicGardenさんのパネルディスカッシ…

「透明の壁」をなくすことが僕の仕事〜AgileJapan2009を終えて

4月22日、無事にAgileJapan2009を終えることができました。一参加者として、本当の意義深いイベントだったと思います。そして一講演者としては、クロージングセッションという大役をなんとかこなすことができ、ほっとしているのが正直なところです。 私の講…

大失敗!そして大感謝!

私がPMOをしてるプロジェクトの事務処理を失念してしていました。なんという失敗! ということで今日は出社して今まで処理をしていました。一人でやるとかなりの作業量なのですが、あちこち電話しまくって事情を説明したところ、現場リーダーと、いつも事務…

鍋島勝茂の「だらり急」マトリクス

『葉隠』より。殿様の視点から奉公人を4パターンに分類。350年前のサムライが、現代人と同じように物事・思考を整理していたのかと思うと面白い。 ※以下超現代語訳 急々 用事を言いつけると、速やかに理解して、仕事もサクサク進める奴。めったにいない。 だ…

35歳で定年を迎えて学んだ5つのこと

僕も気がついたら35歳で「定年」を迎えていました。つまりソフトウェア開発現場の第一線からは退き管理職になったのです。あれからいろいろ勉強させてもらいました。これから先どういうキャリアを歩むにせよ、プラスになる経験です。そこで今日は、僕が35歳…

遺伝と環境

気がつけば随分更新をサボっていました。オリンピック観戦に忙しかったのもありますが、クワガタの世話にも結構時間を取られていました。 かなり写りは悪いですが、この写真に写っている3匹は兄弟です。親子ではありません(昆虫は羽化してからはそれ以上大…

志と矜持〜『ゆるみ力』

お客さまと計画&予算の見直しの打ち合わせをしました。正直厳しいなぁ、と思いながらもポジティブになれたのは直前にたまたま読んだこの本のおかげかもしれません。ゆるみ力 日経プレミアシリーズ作者: 阪本啓一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日:…

「ふつうのシステム開発」やってます

RubyKaigi2008角谷さんのスポンサー事例スライドが早速公開されています。Rubyに興味のない方も、是非一度目を通してみてください。 私の目から見て、RubyとAgileによるふつうのシステム開発にいたるまでの流れは特筆すべきものであり、『受託開発の極意』P1…

オフショア開発で奮闘する中国人開発者の視点

チェンジビジョンの周さんの記事。視点が新鮮! 私の母は,よくこう言います。「人生は,1の後ろに零(0)を加えていく過程です。最初の“1”は,あなたの健康です。生まれたときに一つの零を加えられて10になります。小学校を卒業したら100になります。そうや…

自発的に仲間が集まる

感動した!俺も頑張る! で、それは勿論重要なんですが、個人的には「そういった話を自発的にやろうとする同僚がいっぱいいる」ことを再確認できたのが嬉しかったです。深夜の飲酒タイムでも「愚痴ではない会社の話」を延々と出来るのは嬉しいものでした。