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プロフェッショナル3か条

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昨日のイベントで少しだけ話した「受託開発プロフェッショナルの3か条」を、『アジャイルプラクティス』&『MY JOB WENT TO INDIA』とマッピングしてみました。(行頭のア、がアジャイルプラクティス。イ、がMY JOB…です) この3か条はもともと弊社新入社員…

プログラマならWordを使え

さっそく予約しました! 開発者の多くは Word が嫌いです。しかし私が見たところ、Word が嫌いと言う開発者で、Word を本当に知っている人はいません。どこででも使える効果的なツールでありながら、機能が豊富なために「使いづらい」と思われてしまっている…

「中庸」の極意

黄レンジャー平鍋さんから、とっても嬉しいメッセージをいただきました。私と永和システムマネジメントという会社について、平鍋さんらしい切り口で、熱く語られています。本当にありがとうございます。 後でだんだんわかってきたのだが、彼はタイプで言うと…

お客さまのWhat

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ちょっと説明不足だったようですね。 誤解のないよう、「お客様のWhat」を真剣に追求している開発者に失礼のないよう、補足します。 受託開発の世界って、「何を作るか」の部分は「客に丸投げ」なんだよね、当たり前だけど。開発者側が自分で「こういうのが…

技術者の価値観

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たぶん、技術者には、「この俺の仕事見てよ。どうよこの曲線の美しさ!」的価値観が先にあって、「あの国家的プロジェクト知ってるでしょ。実はあれに参加してたんだよ!」的価値観は後からついてくるのだと思います。 だから、実際に見て触ることが難しいシ…

「自分が作ったこと、公開したい?」

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開発者としての本音が知りたくて、何人か永和の受託開発メンバーに聞いてみました。サービス系(BtoC)をやってるメンバーでも、意外と非公開派が多いようです。もちろん機密保持の問題や、オープンにして構わない場合でもいろんな思惑やしがらみが面倒にな…

S2JavelinとArrowViewでログをシーケンス図化する

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私はSeasar2に非常にお世話になっています。ふりかえればもう5つの実プロジェクトに採用しており、私のチームでJava+WebといえばデフォでSeasar2なのです。 そして実はS2にはもう一つの縁があります。最近はUrumaに携わるSMGの小森さん(id:y-komoriさん)…

面談と35歳定年説

私も現在、面談期間中です。 面談の良いところは、個人個人の問題について深く考える機会があることだ。 数年前までは、自分の問題だけ考えて生きていました。しかし面談をする立場になった今、メンバー達の問題をいっしょに考えるのが私の役割です。 面談の…

チームのオーケストレーション

オーケストレーションというIT用語があります。5年ほど前、私はSOAの文脈で、オーケストレーションについて調査したことがありました。複数のサービスを協調して動作させ、より大きな目的を実現するサービスを実現するような考え方なのですが、今思えばバス…

アウトプットする、ということ。

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オブジェクト倶楽部のイベントに参加いただいたid:u_1rohさんの感覚は、私にも良く分かります。 今はもう、平鍋さんとは直接お会いするようになり、気さくで人間味のある「ふつうにスゴイ人」として接するようになった。これはもちろん、僕の中で平鍋さんの…

WEB+DB PRESS Tech Meetingで話してきました

技術評論社主宰、「WEB+DB PRESS Tech Meeting」で話してきました。場所は六本木の東京ミッドタウンという一等地。 ↑会場からの眺め。天の川イルミネーション。 私のテーマは「受託開発を楽しむ 〜 もっとソーシャルに仕事する!」。ぶっつけ本番だったので…

Rails,Seasar,銀の弾丸

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なんであれ手法というものは、↓のライフサイクルの洗礼を受けます。 「発見する、適用して成功する、成功したことがしれわたる、はずみがついて出版する、初めは(少し変更して)真似をする、新しもの好きの人たちによって確認される、無知な中間管理職によ…

手の内をオープンにする

↓まったく仰る通り。信頼性も品質特性の一つであり、機能性や使用性との(コスト面での)トレードオフは発生するし、特別高い信頼性が必要であれば、相応のコストを追加しなくてはいけない。 システムの信頼性への過度な期待が、開発・運用コストを押し上げ…

リーダーの器についてあれこれ

器をrealloc 器は会社から昇進という形で急拡張することもあれば、仲間から認められて徐々に広がっていく場合もある。 前者の場合は器が一杯になるまでに相当の時間がかかる場合があり、それが器をさずかった者のストレスになることもある。しかし後者の場合…

判断と決断

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福井のプログラマ、chikuraさんの刺激的なエントリ。私も若いころ受託やりながら「パッケージビジネス」に片足突っ込んだ口です。そしてchikuraさんが書かれている通りのシナリオで霧散しました。開発してるころは楽しかったですよ。ただ、当時はただ作って…

部品を吟味する

運用中のシステムを保守してると、様々な事件が発生します。無事に計画通りに納品・稼動したシステムであっても、小さなトラブルは避けられません。運用してみないとわからないことはやっぱりあります。 典型的には、データ量の増加による性能の低下や機器の…

保守作業にもテストは必要

もちろん、設定を変えると動かなくなってしまうような項目は外出ししても意味がない。 とはいっても、諸々の経緯から、そのような項目は残るわけで、実際に動かなくなることもあります。で、それを防ぐには、やっぱりテストを書くしかないです。例えばコード…

一匹狼論

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↓この記事、内容以外にもなんか違和感を感じるなぁ、と思ったら、「客」という単語が全く出てきません。そして「自分」が15個。一匹狼って、自己中心とは違います。 悪く言えば,「おいしいところは自分のためにとっておく」。姑息な考え方と思われるかもし…

受託にイノベーションは必要ない

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やはり受託からイノベーションは生まれない おっしゃるとおり、受託からイノベーションは生まれません。受託はイノベーションを目的として行うものではありませんし、イノベーションが必要条件でもありません。 私も遠い昔に自社プロダクトの開発に携わって…

(続)テストを書かないと品質はやっぱり下がる

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前回のエントリにはたくさんのブックマークをいただきました。やっぱり品質と、それを実現するユニットテストやTDDに関する関心は高いですね。そこでもう少しだけ補足することにします。 ユニットテストとレビューは補完的 まず、 r-westさんより頂いた質問…

JUDE APIでFPを算出するアプリ

JUDE5を使った上流工程(見積編)のまとめとして、JUDE5 ProのAPIを使ってファンクションポイントを算出するサンプルアプリを作ってみました。ソースコードは↓からダウンロードできるようにしておきます。⇒サンプルのeclipseプロジェクトをダウンロード サン…

テストを書かないと品質はやっぱり下がる

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私は今だにxUnitに代表される自動テストツールの効果が今ひとつ腑に落ちていなかったのですが、プロジェクトメンバーがその効果を調査・分析・見える化してくれたおかげですっきりしました。私の中だけに留めておくのはもったいないのでエッセンスを公開しま…

保守も、Convention over Configuration

「設定より規約」は、Ruby On Railsの専売特許ではない。全ての「変更の可能性がある項目」を設定として外出ししたために、とんでもなく複雑な手順が必要になったクライアント・サーバー型のシステムを見たことがある。ボタンの位置やその色なんてそんなに変…

今回のふりかえりの工夫

ちょっとした工夫その1 デジタルとアナログの融合。タイムライン・オーバーレイ Excelでタイムラインのベースを書いてそれをプロジェクタで写し、その上に「嬉しかったこと」「悲しかったこと」「驚いたこと」の付箋紙を張ってもらいました。タイムラインは…

Yahoo!PipesとJSONPとXML Webサービス

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僕は何年か前、Webサービス(XML Webサービス)に興味があって、実は今でも何種類かのWebサービス(SOAP1.1ベース)がオブジェクト倶楽部の「Webサービス同好会」というサイトの下で動いている。*1 その中でも、「世界の名言サービス」は気に入っていて、何…

JUDE5を使った上流工程(見積編2)

少し前回の補足、というか訂正。 ファンクションポイントでいうところのFTRを求めるためには、以下のように各ユースケースが依存しているエンティティクラスを数えるのがより正しい。(前回は、エンティティに対する依存を数えていて、あまり意味がない) IN…

JUDE5を使った上流工程(見積編)

しばらく、「JUDE5を使った上流工程」シリーズを書いてみようと思う。大きな目的は以下の3点だが、実は自分がJUDEをとことん使い尽くしてみたいからなのだ。以前レビューのためにざっと使ったのだが、今回は本当にプロジェクトに適用する感覚で使ってみたい…

アジャイルに向けた取り組み

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id:kuranukiさんの日記から。 素晴らしいです。共感し、すっきりと頭が整理できました。私はアジャイルな人ではないと思っていたのですが、実はアジャイルを目指してるんじゃ?ということを改めて認識しました。 さて、アジャイルは、次に示す4つの層に分か…

初めてのプラモデリング

子供に初めてプラモデルを作らせてみて気が付いた大事なことがあります。 道具の正しい使い方を教えること まず、ニッパーを使ってランナーからパーツを綺麗に切り離すところからちゃんと教えてあげると良いです。部品にはニッパーの背中をあてること、バリ…

TRICHODE1.1RCクイックレビュー

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JUDEときたら次はTRICHODEだ、今回は最新版である1.1RC版を簡単にレビューしよう。TRICHODEは要はタスク管理ツールなんだけどコンセプトがユニーク。まずはコンセプト(&用語)を理解するところから始めよう。 リリースとイテレーション、フィーチャー、ス…