今回のふりかえりの工夫

ちょっとした工夫その1

デジタルとアナログの融合。タイムライン・オーバーレイ


Excelでタイムラインのベースを書いてそれをプロジェクタで写し、その上に「嬉しかったこと」「悲しかったこと」「驚いたこと」の付箋紙を張ってもらいました。タイムラインはプロジェクトを時間軸で振り返ってもらうのですが、今回は月ごとの「がんばったねぇ感」を見える化するため、平均残業時間をグラフで表現してみました。ただ、プロジェクタがまぶしく一発ネタの域を出ないかも。

ちょっとした工夫その2

制限付きKPT

いつものKPT(Keep/Problem/Try)なのですが、今回はKPTの対象をいくつかのキーワードに制限しました。具体的には、「詳細設計書」「ユースケース」などの成果物や、「意思決定」などプロマネ(=私)に対する評価です。意識を集中させ、より次のプロジェクトへの改善意識を高める意味合いでそうしました。特にプロマネとしては、意思決定に関わる評価を聞くことができるのは有意義です。

ちょっとした工夫その3

順番重要

今回はタイムライン⇒KPTの順でふりかえっています。思い起こすと私はいつもは逆のパターンで行うことが多かった気がしますが、メンバーの気持ちをほぐし、コミュニケーションを円滑にするにはタイムラインを先に行うのが良いです。今回の振り返りはほとんどのメンバーがすでにプロジェクトを離れている状況で行われました。このような場合は特に気持ちをプロジェクトの当時に戻してもらう必要があります。ふりかえりとは、プロジェクトを通じた人間関係の振り返りでもあるのです。参加メンバーの本音を引き出すよう仕向けるのが上手なふりかえりのコツです。

業務連絡

参加できなかった某メンバーさん。次もまた何か工夫しますので、しばしお待ちを。