判断と決断

福井のプログラマ、chikuraさんの刺激的なエントリ。私も若いころ受託やりながら「パッケージビジネス」に片足突っ込んだ口です。そしてchikuraさんが書かれている通りのシナリオで霧散しました。開発してるころは楽しかったですよ。ただ、当時はただ作ってるだけの自己満足でした。ビジネスが、というか世の中の仕組みすら全然分かってませんでした。

そう、人月ビジネスとパッケージビジネスはめったに両立しない。
なぜなら、「人月ビジネスをやっている社長には、決断力がないから」だ。
もっと言うならば、「やりたいこと」がないからだ。

人月ビジネスにおいて重要なのは「判断」であって「決断」ではない。
コスト対効果とリスクが最も重要な指標であり、それに照らし合わせて「判断」を行うだけなのだ。
そしてそれらの判断はほとんど自動的な計算で求める事が可能な為、もはや判断すら必要でなくなってくる。

今は、「中途半端はやめて受託開発に専念しよう」と「判断」しています。もう少し書くと会社の判断に対して、社員として合意している状態でしょうか。
ただ、chikuraさんもコメント欄に書かれているとおり、受託には受託の甲斐があり、私もやるからにはそれを極めたいと思います。そのためのキーワードが「サービス中心主義」であり、「品質=顧客満足」なのです。
私は、もっと、自分のメンバー達にこの決断を伝えなくてはいけない。もっと、腹の下辺りに力をこめなくてはいけませんね。