App Makerで開発したアプリをAppSheetに移行する

AppSheetのガチ目検証第2弾は、Google App Maker(+Google Cloud SQL)で開発したアプリの移行です。今後あちこちでありそうなシナリオ「データベース(Cloud SQL)はそのまま使い続ける」+「アプリはAppSheetで完全に作りなす」を実際にやってみました。

今回作り直したアプリの仕様は次の通りで、前回と違って実際にスマートフォンでテストしています。

スマートフォンのカメラでバーコードを読み取り、データベースとマッチング。対象があれば、その商品の詳細を表示する。商品や商品分類などのデータは、別途専用の画面でメンテナンスできる(ただし、管理者のみデータの登録・変更・削除が可能)。

結論から言えば、半日程度の作業でアプリはかなりいい感じに生まれ変わり、Cloud SQLの利用もスムーズでした。

バーコードの読み取りはiPhoneで試したのですが、精度や速度が素晴らしいです。ついでにOCRやチャットへの投稿、手書き署名の入力なども試しています。もちろん、これらはCloud SQLがなくても手軽に試せるので、AppSheetでの開発に関心のある方はスライドを読んでみてください。 

www.slideshare.net

 今回の内容は前回の記事を前提知識にしているので、AppSheetの基本的な使い方や用語の説明などは割愛しています。基本的なところを知りたい方は、前回の記事にあるスライドを参考にしてください。

happyman.hatenablog.jp

AppSheetはサンプルだけでなく公式のドキュメントも充実しており、今回の検証もほとんどハマるところなく進められて良かったです。APIの呼び出しや逆にAppSheetをAPIとして呼び出すこともできるようで、もう少し深堀してみようかな、という気分です。