『ファミコンの驚くべき発想力』〜制限から生まれる工夫

ここ最近では一番面白かった。 僕はファミコン世代の人間だけど、実はゲームはするより、作るほうがおもしろかった。小学校当時PC6001で一番最初に作ったのは確かじゃんけんゲーム。その後数年かけてアドベンチャーゲームとか、RPGとか、シューティングとか…

組込みプレスVol20

本日発売の組込みプレスVol20の特集2「ICTから学べ〜これからの組込み開発者に求められるスキル&マインド」に、永和システムマネジメントのメンバーが執筆しています。組込みプレス Vol.20作者: 組込みプレス編集部出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2010…

エンジニアのためのJavadoc再入門講座

私が敬愛するエンジニア、id:riueこと佐藤竜一さんの最新著作です。いつもながらのすごい着目点。Javadocを題材に一冊書いてやろうなんてことは、なかなか思いつかないです。そして執筆ペースもすごい。執筆は主に土日を使うそうですが、それにしてもすごい…

書評『Seasar2入門』というより「私とSeasar2」

僕はもともと業務系の受託開発をやっていて、15年前うちの会社に入社してからしばらくは、証券系の業務アプリをCとSQLで組んでました。 そのうち自社製品や企画やら組込みやらいろんなことにチャレンジし始めるのですが、経験が多く今でも軸足といえるのはや…

書評『アート・オブ・アジャイルデベロップメント』

木下さん、平鍋さん。献本ありがとうございます。アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)作者: James Shore,Shane Warden,木下史彦(監訳),平鍋健児(監訳),笹井崇司出版社/メーカー:…

書評『アジャイルな見積りと計画づくり』

安井さん角谷さん。献本ありがとうございます。アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~作者: Mike Cohn,マイクコーン,安井力,角谷信太郎出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2009/01/29メディア: 単行本(…

小さくても成功しているソフトウェア企業

『Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方』が面白いです。まだ全部読み終わってませんが感想を書き始めたいくらい。Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方作者: Eric Sink,エリック・シン…

計画に生命を吹き込むフォローアップ〜『計画の科学』

「計画力を強くする」の加藤昭吉さんの本だったので、古臭いと思いつつ買いました。この本は1965年に書かれており、当時アメリカで熱狂的に流行っていたというPERTについての解説本です。計画の科学―どこでも使えるPERT・CPM (ブルーバックス)作者: 加藤昭吉…

ソフトウェア開発にもっと愛を!〜『EM ZERO』創刊

先日のオブジェクト倶楽部夏イベントで『EM ZERO』というフリーペーパーを頂きました。フルカラー20ページの立派なものです。内容は、出版元である株式会社マナスリンク↓のサイトでオンラインで見ることができます。 EM ZEROはソフトウェア開発のあり方をゼ…

志と矜持〜『ゆるみ力』

お客さまと計画&予算の見直しの打ち合わせをしました。正直厳しいなぁ、と思いながらもポジティブになれたのは直前にたまたま読んだこの本のおかげかもしれません。ゆるみ力 日経プレミアシリーズ作者: 阪本啓一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日:…

増刷御礼!『受託開発の極意』

弾さんの『小飼弾のアルファギークに逢ってきた』増刷のお知らせとほぼ時同じくして、受託開発の極意の増刷も決まりました。同じシリーズで版型も同じなので書店でも並んで積まれてることが多く、ご縁を感じるしだいです。 増刷は一つの目標だったので本当に…

『悩む力』悩むから人間なんだよねぇ。

ふと、書店で手に取った本です。なんとなく、世の中先行き不透明なところがあるなぁ、と悩みというか、もやもや考えていたせいかもしれません。別に何かを求めて読んだわけではないのですが、漱石の『夢十夜』を引用した文章が印象に残りました。 その男はな…

『Word再入門講座』は役に立つしおもろい

amazonから届いたばかりの『Word再入門講座』を読みながら、私が今まで作ったWord文書のうち、お客さまからあまり評判のよろしくないものを作り直してみる。「レイアウトがちょっとねぇ。(ア)の次の本文の位置、前過ぎません?」と、段落とぶら下げインデ…

「不機嫌」というメッセージ 『不機嫌な職場〜なぜ社員同士で協力できないのか』を読んで

本書での「不機嫌」とは「協力できなくなった社員の関係」の象徴であり、その原因を大きく3つあげています。それぞれについて、私にとってなじみ深い中小の受託開発組織に当てはめて検証し、課題化してみます。 1.進む組織のタコツボ化 まず、効率化と成果…

プログラマならWordを使え

さっそく予約しました! 開発者の多くは Word が嫌いです。しかし私が見たところ、Word が嫌いと言う開発者で、Word を本当に知っている人はいません。どこででも使える効果的なツールでありながら、機能が豊富なために「使いづらい」と思われてしまっている…

システム開発現場のファシリテーション

面白いファシリテーションの本を紹介します。システム開発現場のファシリテーション ~メンバーを活かす最強のチームづくり~作者: 新岡優子,前川直也,西河誠,小田美奈子,上田雅美出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2008/01/29メディア: 単行本(ソフトカバ…

『アジャイルプラクティス』のレビュー

同僚の角谷さんと木下さんが監訳した『アジャイルプラクティス』を読みました。献本感謝します。結論から言うと、ソフトウエア開発の現場に携わる全ての人にお勧めできますね。必読の書。アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣作者: …

「変えないために変わり続ける」蕎麦屋のしきたり

まず酒を一本取り、お品書きを吟味しながらおもむろに飲みはじめ、しかるべき時に手の掛かりそうな「つまみ」を注文し、できてきたらお代わりの酒を注文、食べているうちに「蒸籠、一枚」。水を切りながらつまみつつ、「もう一本」。「板わさでもおくれヨ」…

自己プレゼンの文書術

「作文は論文ではない。読み手はあなたという書き手を知るために読むのである。」自己表現としての作文の書き方であり、プレゼンの極意でもあります。 授業では、作文実習に力を入れ、いつも「作文のよしあしは題材にかかっている。いい題材を探せ、作り出せ…

「計画力」を強くする

著者の加藤昭吉さんは計画技法の第一人者。本書は「計画力」強化プログラムであり、リーダー・マネージャが身につけるべき思考フレームワークとチェックポイントを分かりやすく説明してあります。 加藤さんによれば、計画が失敗する理由は以下の九つ。 計画…

ソフトウエア開発に役立つマインドマップ

ソフトウエア開発に役立つマインドマップ作者: 平鍋健児出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/05/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (23件) を見るぼくの10年来の師匠、平鍋さんが本を書きました。 思えば、平鍋さんはつね…

アート・オブ・プロジェクトマネジメント

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)作者: Scott Berkun,村上雅章出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2006/09/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 361回この商…

JavaからRubyへ

JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド作者: Bruce A. Tate,角谷信太郎出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2007/04/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 53回この商品を含むブログ (119件) を見る思えば角谷さん…

「リーダー本」発売1周年を迎えて

2007年3月24日は、「プロジェクトを成功させる現場リーダーの技術」が発売されてからちょうど1周年になります。プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」作者: 岡島幸男出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/03/24メディア: 単…

不動心 by 松井秀喜

不動心 (新潮新書)作者: 松井秀喜出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/16メディア: 新書購入: 5人 クリック: 69回この商品を含むブログ (131件) を見る実にぼくらがイメージする松井選手らしい内容。だからなのか、以下のフレーズが印象に残った。 コー…