チームのリズムについてのメモ

ぼくは、PFの中で、リズムを「行動の搬送波」と捉えている

平鍋さんは、ソフトウエア設計に関するリズムについて述べているので、直接は関係ないんだけども、現場リーダーをしていると「チームのリズム」にはかなり敏感になる。
「リズム」というのは、なんとなくわかるようでわからない言葉なので、ぼくの定義をあえて言葉にすると、「チームが成果物を計画通り生み出すためのアクションのつながり感」、になるかなぁ。計画通り、というのが重要。リズムが悪いと納期に間に合わない。
例えば、月曜の朝はかなりリズムが悪いと感じることが多い。もちろん、体調が悪い人のリズムは悪い。プライベートが悪いリズムをもたらすこともあるだろう。
現場リーダーとしては、徐々にリズムを良くしていきたい。現場リーダーはメトロノームであり、指揮者である。ただ、人間の集団活動であるプロジェクトのリズムというのは、そう簡単に操れるものではない。なんとなくだけど現時点でのコツをメモしておく。

  • まず、自分から
    • リーダーはどんなときでも暗い顔をしない。明るい顔で多少の愚痴はいいでしょう。でも、暗い顔はいけない。ため息もいけない。明るく、着実に仕事を進めている雰囲気が重要。
  • 無理強いしない
    • リズムは波。だから急激に変えることは難しい。チーム全体の雰囲気を変えようと思ったら、まず一人ずつ。大声でチーム全体にハッパをかけるのは、結構難しい。
  • 押してもだめなら引いてみる
    • 自分だけが空回りすることもある。そんな時は、ちょっとチームから離れてみるのも手。普段からメンバーに期待感を伝えてあるチームの場合は、自然と良いリズムに回復しているときもある。※クワガタの幼虫もそうなんだけど、あまり世話を焼きすぎる(=いじくる)と、大きく育たない。
  • 仕組みも必要
    • 朝会やニコカレはリズムを感じ取ったり、少しずつ変えるのに良いツールだと思う。