krbのLTで伝えきれなかったこと。

仮面ライダー勉強会でLTをしてきました。*1詳しくは角さんや角谷さんのblogを参照していただくことにして、僕はLTで伝えきれなかったことをまとめてみます(ドラならぬ音撃鳴っちゃったし)。

やっぱディケイド=プログラマ的メタファに対するディエンド=マネージャ的という軸を描いてみたかったんですよね。私が営業やマネジメントを担当している受託開発プロジェクト・案件は今ちょうど9つあって、これはちょうど当初ディケイドが廻ろうとしていた世界(=ディケイトまでの平成ライダーの数)と同じですし。
ディエンド(や鳴滝や大ショッカーの面々)が世界を移動するときに現れる「もやもや〜ん」って壁、あれが僕の印象に強く残っいて、LTでも多用してました。世界を移動して来るディエンドは、ちょうどいろんな現場に「ふらっと」現れる営業やマネージャみたいです。

現場にはそれぞれの世界があって、それぞれの開発者(ライダー)が頑張っています。僕はそこにあらわれて、追加の開発者ライダーを召喚し、時には助け、時には(結果的に)邪魔をしてしまうディエンドのようなものかもなぁ、と妄想する。テスト駆動開発アジャイルも、カードに封じられた力のごとし。つまり、自分が使うものではなく、誰かに使ってもらうためのアタックライドのようなもの。
別にこの状況をネガティブにはとらえていませんが、やはり現場で開発していた時の感覚とは違うなぁ、と感じていました。たとえるならバドミントンでスイートスポットをはずしているような。フレームショットばっかみたいな。そしたら先日案の定、社内のある人から「それは仕事から逃げてるんじゃない?」と指摘され「やっぱそうですよね」と感じていた状況前後でのkrbだったのです。
僕はまだマネージャとして甘い。プロになりきれていないと感じています。世界を移動し、他のライダーを召喚する権限は持っているけど、まだディエンドには変身できていないのかもしれない。もっと主体的に行動しそれぞれのプロジェクトで求められる役割をこなさないと、単なる傍観者になってしまう。ディエンドは確かに狂言回し的ですが傍観者ではなかったはずです。

現場で実際に苦労して成果出す主役はその世界のライダー(=開発者)であり、たまに顔出す営業やマネージャじゃない。そういう前提で考えてしまうと、「もやもや〜ん」の壁から現れては消えるディエンド的立ち回りに、正直なじめないこともありました。この気持ちはしばらくは続くかもしれない。
でも、世界のバランスを保ち、世界と世界を繋ぐという大事な役割を持っていることを忘れてはいけない。たとえば、数年前に開発が終了したシステムのお客様からの問い合わせを受け、それを現場の開発者に繋げるのは僕らディエンド的受託開発マネージャの大切な仕事です。どんな世界=お客様との関係も破壊させはしない!(ちょっと大げさですが)そんなことを考えさせられた勉強会でした。
最後になりましたが、スタッフの皆さん、講演者の皆さま、そして参加者の皆さま、本当にありがとうございました。楽しかったです。

*1:※LT資料は公開しません。あしからず。