志と矜持〜『ゆるみ力』
お客さまと計画&予算の見直しの打ち合わせをしました。正直厳しいなぁ、と思いながらもポジティブになれたのは直前にたまたま読んだこの本のおかげかもしれません。
- 作者: 阪本啓一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
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倒産のことをマイアミ滞在中にしらなくて良かった。知ったら、「対策」を打ってしまうだろうから、休暇を存分に楽しめなかったろう。ビーチの色も太陽も変わって見えたかもしれない。
そうそう。よくわかります。いろいろプロジェクトを抱えていると、その問題が常に頭につきまといます。リスクと対策を事前に検討しておくのは確かに重要なのですが、「それだけ」だと行き詰るなぁ。という実感は私にもあります。
「ゆるみ力」は、人間関係・トラブル・プロジェクト・リーダーシップ・キャリア・お金・健康それぞれに章を裂いて、展開されています。特に前半の章が非常に共感できました。それは私の今抱えている問題と大いに関係があるからでしょう。
筆者はプロジェクトに大切なことは二つあると説きます。それは「志」と「矜持」。矜持とはプロジェクトを遂行する際の姿勢であり、自分が自分の行為を受け入れることができるか、という覚悟だそうです。次の一説はものすごく印象に残ります。
志と矜持はプロジェクトメンバーで共有しておこう。知らない道を歩くときの地図のようなものだ。迷ったら志と矜持に聞いてみる。「自分が自分を許せるか」「受け入れられるか」「認められるか」。
自分で自分の仕事品質を評価して、「それでいいのか?」と問う。
自分の仕事に本当に満足しているのか?私にとって、今がそう問い直すいい機会なのでしょう。さらに良いもめざし、頑張ります。