DevKANで感じたタイミングと縁の大切さ

今日は大阪でDevKAN(DevLOVE 関西)に参加してきました。
実を言うとここんところあまり調子よくなかったんですよね。いろいろ理由はあって、その複合要因でテンションがあがらず、結果なんのアウトプットもできていませんでした。
しかし、こういうときのお誘いこそナイスタイミングであり天の恵みだと思って参加させていただきました。講師という役割だったので、何を話そうかいろいろ悩ましかったのですが、一番気持ちが入るテーマということでAgileJapan2009で話した内容をアレンジして話させてもらいました。30分という時間では収まらない内容なので案の定尻切れトンボ、フラストレーションがたまってしまった方もいるかもしれません。ごめんなさい(資料はのちほど公開されるはず、、です。)
でも私的にはやりきった感はあります。著書に関する嬉しいフィードバックもいただけました。ほんとうに嬉しく、ありがたいことです。顔を取り換えたアンパンマンのごとく力がでます。
新しい出会いもありました。SIerからはてなに転職されたid:chris4403の淡々とした話は実はかなり興味深かったです。「厳しい&楽しい」というのは多分真実で、エンドユーザーに直接サービスを届けるという目標を実現されたchris4403の充実感と誇りのようなものを感じることができました。一見華やかに見えるインターネットベンチャーですが、それを支えるのはエンジニアの実力と感性です。飛び込むにはにはかなりの覚悟が必要だったでしょうが、飄々としたキャラクターからか、そういった重さを感じさせないのが印象深いです。
懇親会では、チームビルディングにせよ、デスマにせよ、受託開発ビジネスの行く末についても、同じような問題意識を抱えた方が全国にたくさんいらっしゃることが再認識できました。今ここで、自分たちに何ができるんだろう?ということを、(わずかな時間でしたが)議論できたのは私にとって貴重な時間でした。
イベントに出て同じ志を持つ方と話すのは楽しいことです。みんなモチベーションがあって出てくるわけだから当然話もはずみます。しかしながら、ほんとはここから先に課題があるんですよね。部内や社内をもっと良くするにはどうすればよいか。仲間を増やすにはどうすればよいか。ここからが難しい。これは今日一緒にお話しした方々とも一致した意見です。
ブレークスルーは簡単には見つからないでしょう。じわじわと進めるしかないです。英雄が降臨して劇的に変わる可能性もゼロじゃないけども、それは宝くじに当せんすることを前提とした人生設計と同じで意味がないことです。
マネージャの大事な仕事の一つは、現場で働くひとそれぞれに「自分たちには状況を変えるチャンスと力がある」ということを認識してもらい行動を促すことです。自律的に行動する人が増えれば相当現場は変わります。
そのためにはまず、模範を示す意味でも、私が主体性を発揮しないといけない。もちろんそんなことは理屈では分かっています。しかし、理屈だけで越えられない壁ってあります。そんな時に実は大事なのって、人との縁であり、出会うタイミングなんだなぁ。出会いと対話によって、自分の行動が相当(良い)影響を受けることを実感したイベントでした。
主催者&参加者の皆さま、ありがとうございました。楽しかったです。