アジャイル時代のリーダーシップ ~ DevLOVE関西
私が受託開発プロジェクトで現場リーダーをしていたころには、アジャイル開発は日本のプロジェクト現場・コミュニティに着実に根付き始めていました。
当時の私は、朝会・かんばん・ふりかえりなど、アジャイル開発の一部のプラクティス(「プロジェクトファシリテーション」と呼ばれます)を実際にプロジェクトに導入し、チームのために有用であると実感していました。
ただ、プロジェクトを成功させるには現場リーダーのリーダーシップと行動がとても大切だと思っていて、会議やトラブル対応などの現実的なシチュエーションで使える、心構えやテクニックをまとめた本を書きました(「プロジェクトを成功させる現場リーダーの技術」絶版)。
あれから十数年経ち、アジャイル開発も当時とは比較にならないほど普通になり、私も「アジャイル」と名のつく開発組織のディレクターになりました。それまでの間、Scrumを中心にアジャイル開発を基礎から学び、様々な実践者の方々の話を聞くにつれ、リーダーシップとチームの在り方について、現場リーダーのころとは違うマインドセットを持てたことを感じています。
5月17日に、10年ぶりに、DevLOVE関西でお話をさせていただくことになりました。当日は、この「アジャイル時代のチームやリーダーシップ」について、いろいろと議論できればと思います(オープン・スペース・テクノロジー形式での対話ありなんです)。 devlove-kansai.doorkeeper.jp
おまけ。2009年の発表スライドです。DevLOVEだけに「愛」をテーマにしてて、何やら重いw。当時、私は開発者や現場リーダーではなくマネージャをしてて、いろいろなギャップに思い悩んでいた記憶があります。