2007-01-01から1年間の記事一覧

顧客テストにはあって、仕様決めのときにはないもの

SD

簡単そうで、なかなか答えがでない問題。 ただ、ここで最近の興味の対象となるのは、「なぜ顧客は仕様を分かっている(だからテストでは指摘ができる)のにそれを完全に正確に伝えられないのだろう?」というもの。言い換えると、「顧客は欲しいシステムの必…

ちゃんと定時に帰る方法

どこのチームや組織でも、「定時退社日」を設けることは多いと思う。残業が定常化している業界ならではの取り組みだが、ぼくの個人的な経験からいくと、この取り組みが続くことはめったにない。*1 何故だろうか? そもそも一括契約の場合、リーダー(や営業…

課題図書とマインドマップ

再来週に参加予定セミナーの課題は、「上司の哲学を読んでマインドマップを書け」といもの。なかなか良い課題だと思う。だって、「感想を書け」とか「要旨をまとめろ」とかいうまとめかたの指定がない。 つまり、切り口は自分で考える必要があり、どのような…

ペアワークが効率的であることを実感した。

家族で温泉に行ってきました。そこで発見したのが、温泉地の定番パズル。(写真参照) よくありますよね。あのイライラするやつ。The-Tという商品名らしいです。最初は嫁さんとぼくがソロでチャレンジ。しかし全く解けず、そのうちどちらからともなくアイデ…

技術者に必要な態度とは

技術者に必要な態度は二つあると思う。 「技術の透過性」とは、お客様には使っている技術を意識させないこと。技術の制限をサービスの制限に対する言い訳として使わないこと。もちろん、技術には制限もあるし、向き不向きもある。例えばRuby言語やRailsフレ…

[Life] 初めてのパン作り

とてもシンプルなパン。 初めて、自分たちで生地をこねて、焼きました。ぼくは最初こそはマネージャ気取りで、指示しているつもりだったんだけど、自分でもやりたくなって生地をこねました。やっぱり現場は楽しい。 順調に生地の発酵まで済んだけど、最後に…

[現場リーダー] サービス中心主義 -- 中小SIerにこそ必要なビジョンとは

以前書いたエントリ(母性的な中小SIer)の続編であり、前回を「問題提起編」とするのであれば、今回は「回答編の開始編」となる。これからしばらく時間をかけて、SIerにとっての現実的ビジョンを提起してみたい。 まず、以下は前回のエントリからの引用。 …

JUDE-ER図版レビュー

SD

ついにJUDEがER図をサポートする。JUDEは見える化のチェンジビジョンが開発を進めているUMLエディタで、最近では特に海外を中心に人気が広まっている。しかし、何故JUDEでER図なのか?こう思われる人も多いだろう。実はぼくもその一人なんだけども、実際に使…

テストの自動化が流行れば、クロスブラウザ化が進む

SD

風が吹けば桶屋が儲かる、ではないけど、最近実感してること。 テストの自動化が流行る UIテストの自動化がしたくなる Seleniumを使ってみる 手でテストを書くのがあまりにも辛くてびっくりする IEでは、SeleniumIDEが使えないことを知りがっかりする docume…

Re:現場にいないマネージャはメンバーをどうやって評価すべきか

先日のエントリに関して、メンバーから貴重なコメントをもらっていろいろと考えた。せっかくなので、内容をやや一般化して公開させてもらおう。 前回の、「ブログ等を通じた情報発信を通じて評価しよう」という趣旨に対して、以下の反応があった。 できれば…

現場にいないマネージャはメンバーをどうやって評価すべきか

今日面談したメンバーのY君に次のような宿題をもらった。ぼくはY君の上司ではあるが、プロジェクトマネージャではない、いわゆるラインマネージャなのだ。 現場にいないマネージャがどうやってメンバーを評価できるのか、考察してください。 うーん。難しい…

ソフトウェアサミットin福井とアジャイル合宿

縁あって、今週末に二つのイベントに参加した。金曜日は福井の技術者が集う「ソフトウェアサミット in 福井」 今回、県外から参加してくださった方々が「福井の技術者さん達はなんでこんなに熱いの!?」と口々に仰ってくださったのがとても印象的でした。(^…

母性的な中小SIer?

任天堂の岩田社長の描くビジョンは見事で、トップダウン&ロジカルな問題解決の見本である。是非リンク先をじっくりと読んで欲しい。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1206/kaigai324.htmしかし、実際SI文化圏の大多数をしめる中小のSIer/開発請負会…

「弱い」リーダーシップ

うちの会社では、毎年新年になるとその1年の目標を漢字一文字で表現するしきたりがある。今年ぼくが選んだのは、 「弱」 そう、「よわい」だ。 ぼくはどちらかというと強いリーダーシップを発揮したがる。だからこそ、現場リーダーとしてやって来れたわけだ…

最遅着手の原則

平鍋さんが興味深いシリーズを始められた。 また、例えばトヨタで「最遅着手」という原則がある。余裕があれば、ぎりぎりまで着手しない。変更による手戻りが発生したり、在庫をかかえたりするからだ。これは、Agileの「重要な決定をできるだけ遅らせる」こ…