SCRUM FEST OSAKA 2019 に参加しました ~ 大阪ラプソディ

プロポーザルには落ちたものの、会社がスポンサーになってくれたおかげでチームのメンバーと一緒に参加することができました。このようなカンファレンスに参加するのは本当に久しぶりのことで、ワクワクです。

Day1:アジャイラー平鍋健児

1日目の最初のセッションは、弊社社長の「野中郁次郎スクラム〜The New New Product Development Game と知識創造理論と海兵隊」を選択しました。SECIモデルとアジャイルラクティスの相似、そして、ワイガヤ合宿の重要性等。(ちなみに、The New 「New Product」だってこと、実は初めて知りました・・)

スマホで撮影した野中先生の動画を始めてみたいのですが、妙にライブ感とレア感があり良かったです。私が最近接している経営者・社長とも違う、「アジャイラー平鍋」としての顔を久しぶりに見た気がして嬉しかったかも。

そのあとは自分のワークのネタとして参考にしたいという下心もあり、川口さんのピンポンを使ったワークショップを楽しみ、アジャイルスタジオ福井も「顧客名のカンバン」等で参考にさせてもらっているCI&T、中村さんの「新卒日系ブラジル人がリーン&アジャイルなメトリクス管理に出会った話」にて基本的な統計の重要性を再確認し、弊社の若手も参加している LED-camp に関する樋口さんの「組込み開発☆合宿イベント「LED-camp」でスクラムやってみた」では、30分でスクラムを教えるための工夫にうなずき、最後は、原田さんの「A little history of Scrum / スクラムのちょっとした歴史のお話」。Japan as No1 時代に生まれた米国の日本への関心を背景としたスクラムのディープでマニアックな歴史の勉強で締めです。

Day2:基調「公」演 ~ 大阪ラプソディ

楽しい懇親会の余韻が残る中、きょんさんと及部さんによるキーノートです。「公」演なので、生演奏のBGMにアンコール、メイキングビデオまで!完璧な演出です。このように書くと奇をてらったと感じられるかもしれませんが、お二人のメッセージはストレートに胸に届く王道でした。それぞれのチームに関する成功、だけではなく、失敗と改善にまつわるエモーショナルなストーリー。

もう一つユニークなのは、このキーノートには演題がなく、参加者がそれぞれで決めること。私は「大阪ラプソディ」と名付けました。ラプソディ(狂詩曲)は「自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲。異なる曲調をメドレーのようにつなげたり、既成のメロディを引用したりする」楽曲。及部さんから始まりきょんさんにつながる、再演不可能なまさに自由奔放メドレー。確かに勇気と元気受け取りました。

そのあとの根岸さんの「会社組織を丸ごと心理的安全漬けにする方法」も素晴らしかった!最近はやりの心理的安全性についてのある意味究極の形かも。戦略や戦術に先立ってカルチャーを作る。ポイントは徹底的に仕組み化すること。

その後、吉羽さんの「スクラムチームは改善する問題を正しく選んでいますか?」にメンバーと一緒に参加して自分たちのチームはどうだろうか?と議論し、川島さんの「プロダクトマネージャーは、エンジニアリングマネージャーになれるのか」では、もしかして、アジャイルスタジオ福井のディレクターって、エンジニアリングマネージャなのでは?という気付きを得て、オーラスは、椎葉さんの「スクラムフレームワークを使用する具体的な方法。僕の場合。」です。大きな組織の大きな計画の中に、アジャイルを組み入れていったヒストリー。様々な取り組みやフォーメーションを1枚でまとめた手書きのビジュアルがわかりやすく美しかった!

これにて、あっという間の二日間が終了です。次は自分たちが発信できるよう、次回のプロポーザルはもっと頑張る。

イベント全体を通じて流れていた「世界を変えるには自分から」というテーマは、私もずっとそうありたいと思っていることですが、時間が経つにつれ、少しずつゆがんでいくんですよね。今は、整体で矯正してもらったような、すっきりとした気分です。講演者、スタッフ、そして参加者の皆様、ありがとうございました!

 

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